消防設備士乙種6類は、消火器の点検・設置・整備に携われる国家資格です。
具体的には、ビルや公共の場所などに設置されている消火器を適切に点検し、必要な整備を行う役割を担います。
比較的仕事の体力的な負担が少ないので、高齢者、女性の方の需要が多いです。
消火器や火災予防などに興味のある方にとって、「消防設備士乙種6類」資格は特にお勧めです。
興味を持って学ぶことで、モチベーションが高まり、学習もスムーズに進みます。
令和1年~令和5年までの「消防設備士乙種6類」の合格率は、平均39.6%です。
合格率は比較的低めですが、しっかりとした学習計画を立てて取り組むことで、確実に合格を目指せます。
■受験資格
ありません。どなたでも受験できます。
■試験科目、問題数、試験時間
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試験科目 |
問題数 |
合格基準 |
筆記試験 |
消防関係法令 |
10問 |
4問以上が必要+ 👇 |
機械に関する基礎的知識 |
5問 |
2問以上が必要+ 👇 |
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消火器の構造、機能整備の方法 |
15問 |
6問以上が必要 + 👇 |
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筆記試験合計 |
(全体) 30問 |
(全体で) 18問以上 |
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実技試験 |
消防用設備等に関する鑑別等 |
5問 |
60%以上 |
※筆記試験と実技試験の両方が合格基準に達すると合格となります。
■出題形式
筆記試験:四つ選択肢から一つの正解を選ぶマークシート方式です。
実技試験:写真、図などを見ながら問題に答える記述式です。
■試験時間
1時間45分
■受験料
4,400円
■願書、案内書などの配布
各道府県…消防試験研究センター各道府県支部及び関係機関・各消防本部
東京都…消防試験研究センター本部・中央試験センター・都内の各消防署
■消防設備士乙種6類の試験日などの詳細は、消防試験研究センターのホームページをご覧ください。
■勉強方法
おススメ市販の問題集
・公論出版 消防設備士乙種6類
・弘文社 本試験によく出る 消防設備士乙種6類問題集
市販の問題集がよく分からない方は、「みのおか式消防設備士乙種6類通信講座」がおススメです。
分かりやすい教材と、オンライン授業で疑問点をすぐに解消できるので、独学では難しい部分もスムーズに理解できます。
詳細は、ホームページをご覧ください。
消防設備士乙6類 の問題を、クイズにしてみました。
【問題】
規格省令では、「消火器の外面は(A)%以上赤色仕上げとしなければならない。」
とされている。[A]に入る数値は次のどれ?
① 25 ② 50 ③ 75 ④ 100
【答】 ①の25%が正解です。
ただし、住宅用消火器についてはこの限りではありません。
住宅用消火器には、全面がキティちゃんの模様の消火器も販売されています。
【問題】
物体に作用する力を荷重といいます。
では、次の荷重の説明で誤っているものは?
① 圧縮荷重…物体を押し縮める方向に働く力
② 引張荷重…物体曲げるときに働く力
③ せん断荷重…物体の面に沿って交互に反対向きに作用する力
【答】 ②が誤りです。
引張荷重は、物体を引き伸ばす方向に働く力をいいます。
物体を曲げるときに働く力は、曲げ荷重といいます。
【問題】
消火器を見ると「普通火災」「油火災」「電気火災」という表示があるが、
この説明で誤っているものは?
① 普通火災…てんぷら油による火災
② 油火災 …ガソリンによる火災
③ 電気火災…通電中のプラグから出火したときの火災
【答】 ①が誤りです。
てんぷら油による火災は油火災です。
普通火災は、木材、紙などの普通の可燃物による火災をいいます。
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