消火器は、「業務用消火器」と「住宅用消火器」に分類されます。
ここで「業務用消火器」と「住宅用消火器」は、外観が似ていても使用期限や法定点検の義務などについて違いがあります。
消防法で定義される防火対象物に設置する場合は「業務用消火器」を設置します。
一方、一般家庭に設置する場合は「住宅用消火器」の設置が奨励されています。
9月1日は防災の日として、全国各地で様々な防災訓練が実施されました。
その中には、消火器を使って初期消火を行う訓練も多くありました。
例えば、東京消防庁では、消火器の基礎知識や取扱い方法を紹介する電子学習室を開設しました。
また、消防庁では、消火器の使い方やAEDの取扱い方法などを紹介するパンフレットを作成しました。
これらの資料は、防災意識の向上や災害時の対応力の養成に役立ちます。
消火器は、火災発生時に落ち着いて操作することで、大きな被害を防ぐことができます。日頃から消火器の場所や種類を確認し、適切な使い方を覚えておくことが重要です。
また、地域で行われる防災訓練に積極的に参加して、地域住民と協力して助け合うことも大切です。
9月1日は「防災の日」です。
そこで、今回は「天ぷら油火災」について考えてみます。
天ぷら油火災は、調理中に油が過熱して発火する危険な火災です。
消防庁によると、2021年度に全国で発生した天ぷら油火災は、約1,000件で、死者3人、負傷者約500人を出しました。
東京消防庁管内では、2021年は176件の天ぷら油火災が起こり、65人が負傷したそうです
天ぷら油の廃油の処理おいて、鍋に廃油凝固剤を入れて火を付けその場を離れたところ、火災が発生したいう事例があります。
ここでは、火災予防のポイントなどについて解説します。
火災が発生した現場に居合わせた場合、『初期消火する』『通報する』『避難する』ことが重要です。この『初期消火する』『通報する』『避難する』を火災初期対応の三原則といいます。
『火災初期対応の三原則』についてPDFにまとめております。
ぜひご覧になって下さい。
今年2月に起こった三幸製菓の工場火災は記憶に新しいです。
記事によると、4人の方が防火シャッターの前で倒れているのが見つかりました。
ここで、火災が発生すると、煙を感知して防火シャッターが下りる仕組みになっています。
その場合は、シャッターから1.5mの場所にある非常口から避難することになっていました。
4人の方は、非常口から避難するという避難経路が分からなかった可能性があるようです。
火災が発生して消火器の使おうとしても、使い方が分からないと初期消火が出来ず、大きな災害につながってしまいます。
そこで、消火器の使い方」についてクイズを出してみます。
消火器の使い方を順番に並べてみました。
(A)(B)(C)に入る言葉は何ですか?
① (A) を引き抜く
② (B) をはずし火元に向ける
③ (C) を強く握る
2月11日、新潟県村上市で起きた菓子メーカーの工場火災。
出火当時、工場にいた従業員の方が「せんべいのカスから火が付いた」と証言されています。
専門家の先生によると「せんべいは、固形物よりもカス(細かいせんべいの破片)の方が、空気との接触面積が大きくなり燃えやすくなる。」ということです。
そこで、可燃物の燃えやすさ等についてまとめてみました。
和歌山市消防局では、敬老の日を含む一週間を「高齢者等防火推進週間」と定めているようです。
「和歌山市消防協会」さんのホームページでは、それに伴う防災に関する記事が掲載されています。
ぜひご覧になってください。
【メルマガ2020.10.23号】台所で天ぷら油を使って揚げものをしているとき、来客がありその場を離れようとしました。
そのとき、
①少しの間なので、火を止めずその場を離れた。
②火災が起こるといけないので、火を止めてその場を離れた。
①、②のどちらの行動が正しいでしょうか?