力のモーメント
今回は、「力のモーメント」に関する説明です。
「力のモーメント」に関する計算問題は、「消防設備士乙種6類」筆記試験の「機械に関する基礎知識」でよく出題されます。
消防設備士クイズも掲載しておりますので、ぜひチャレンジしてみてください。
【本文】
■ 目次
■ 力のモーメント
■ 消防設備士クイズ
■ 力のモーメント
「消防設備士乙種6類」の筆記試験では、「機械に関する基礎知識」が5問出題されます。
ここで、最近よく出題されているのが、「力のモーメント」に関する計算問題です。
「みのおか式消防設備士乙種6類通信講座」の受講者の方から、「力のモーメントの計算問題の解き方がよくわからない」という声をよく耳にします。
そこで、今回は「力のモーメント」について解説します。
力のモーメントは、以下の式が基本となります。
六角ボルトをスパナで回転させるとき
回転軸の中心~作用点までの距離をL [m]
加えた力をF [N]とすると
力のモーメント(締付けトルク)M [N・m]は、以下の式で表されます。
M=F×L
→「みのおか式消防設備士乙種6類通信講座」テキスト重要事項のまとめP5に掲載
過去に出題された例題も豊富に掲載しております。
まだ「みのおか式通信講座」を申し込みされていない方は、ぜひお申し込みされて勉強してみてください。
■ 消防設備士クイズ
【問題】
スパナのお尻の部分にパイプをつけて回転させた場合、力のモーメントはどうなりますか?
(1)大きくなる
(2)小さくなる
(3)変わらない
【答え】
(1)大きくなる
スパナの中心~作用点までの距離をL [m]とし、スパナのお尻の部分に長さL[m]のパイプつけて回転させると、
力のモーメントM [N・m]は、
M=F×2L
となり、パイプを付けないときの2倍となります。
従って、スパナのお尻の部分にパイプをつけて回転させると、力のモーメントは大きくなります。
【補足説明】
【例題】
みのおか式通信講座 テキスト【消防設備士乙種6類 重要事項のまとめ】P5
回転軸の中心から50[cm]離れた点に、直角に400[N]の力を加えた場合の、
力のモーメントの値は?
【答え】
下の図のようにして計算しますと、400[N]が答えとなります。
回転軸の中心~作用点までの距離をL [m]、加えた力をF [N]とすると、力のモーメント(締付けトルク)M [N・m]は、 M=F×L
で表せます。
この式は、力のモーメントの基本形となります。
【例題】
みのおか式通信講座 テキスト【消防設備士乙種6類 重要事項のまとめ】P6
図において、右回りと左回りの力のモーメントがつり合っている時のL1の長さは?
【答え】
下の図のようにして計算しますと、L1=4[m]が答えとなります。
【力のモーメントの記事】
ホームページ「みのおか式消防設備士乙種6類通信講座」のブログで、力のモーメントに関する記事は、以下の通りです。
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