ガソリン火災の消火に適応しない消火器具
今回は、「消防設備士乙種6類試験」の「法令(第6類)」で出てくる「ガソリン火災の消火に適応しない消火器具」に関する記事を書きました。
「ガソリン火災の消火に適応しない消火器具」に関する問題は、「消防設備士乙種6類試験」の「消火器の構造、機能」の内容にも関連しますので、ご確認をお願いします。
また、消防設備士クイズもありますので、チャレンジしてみてください。
【本文】
■ 目次
□ ガソリン火災の消火に適応しない消火器具
□ 消防設備士クイズ
□ 「みのおか式通信講座」女性の修了者の方から合格の報告
■ ガソリン火災の消火に適応しない消火器具
ガソリン等第4類危険物の火災では
・水(棒状、霧状)
・強化液(棒状)
を放射する消火器は、使用できません。
ただし、強化液(霧状)を放射する消火器は使用できます。
この部分は、「消防設備士乙種6類試験」の「法令(第6類)」で、出題されて可能性があります。
ご確認ください。
■ 消防設備士クイズ
法令(第6類)の中の「ガソリン火災の消火に適応しない消火器具」に関するクイズです。
ぜひチャレンジしてみてください。
【問題】
次のうち、「ガソリンの火災の消火に適応しない消火器具」はどれですか?
(1)棒状の強化液消火器
(2)霧状の強化液消火器
(3)粉末消火器
【答え】
(1)棒状の強化液消火器
棒状の強化液消火器は、「ガソリンの火災の消火に適応しない」ので、(1)が正解となります。
■ 「みのおか式通信講座」女性の修了者の方から合格の報告
2024年2月22日に、1月21日に神戸で行われた「消防設備士乙種6類試験」の合格発表がありました。
その合格発表において、「みのおか式通信講座」女性の修了者の方から合格の報告をいただきました。
おめでとうございます。
これから受験される方は、「みのおか式通信講座」をぜひ受講され、合格を勝ち取ってください!
【補足説明】
ガソリン火災は非常に危険で、適切な消火方法を知ることが重要です。
以下にガソリン火災の性質と消火方法を説明します。
□ ガソリンの性質
・引火点: −40℃
・ 発火点: 300℃
・燃焼範囲: 1.4%〜7.6%
・蒸気比重: 3〜4
・水溶性: 水に溶けない
・毒性: なし
ガソリンは無色透明で、独特の臭いがあります。
引火点が低く、気化する恐れがあるため、取り扱いには注意が必要です。
□ ガソリン火災の消火方法
・消火器を使う: ガソリン火災には「Bマーク」やガソリン・灯油などの油類の火災に対応した消火器を使用します。
ここで、ガソリン火災で水系の消火器(水消火器、強化液消火器など)を使うと火災範囲が拡大する可能性があります。
ガソリン火災に、水系の消火器を使用するのは避けることが重要です。
なお、強化液消火器を霧状で使用した場合は、霧状の細かい粒子が「強化液の燃焼を抑制する効果」を発揮して消火するので、ガソリン火災に適応できます。