【質問コーナー】占有者とは?
「みのおか式消防設備士乙種6類通信講座」オンライン授業では、授業の中で受講者の方からご質問を受け、お答えしております。
そのご質問について、その一部をメルマガでご紹介します。
今回は、法令(共通)の授業で質問された「占有者」について、記事にしてみました。
【目次】
■ 【質問コーナー】占有者とは?
■ 消防設備士クイズ
【本文】
■ 【質問コーナー】占有者とは?
今回は、受講者の方からの「占有者」に関するご質問にお答えします。
【質問】関係者の定義である所有者、管理者、占有者の占有者とはどのようなものですか?
【回答】占有者とは、占有権を持つ人のことです。
占有権とは、所有物ではないものの、事実上支配する状態を認めることです。
例えば、マンションを借りている人が、一室で暮らしている場合、その部屋はその人の所有物ではないものの、支配する状態を認められるかもしれません。
この場合は 「マンションの部屋の占有者」 となります。占有者は、所有者から借りている人や、管理者から管理を任されている人などが該当します。
占有者は、所有者から借りている人や、管理者から管理を任されている人などが該当します。
■ 消防設備士クイズ
【問題】次の記述は正しいですか?
関係者とは、防火対象物、消防対象物の所有者、管理者のことをいい、占有者は関係者に含まれない。
【答え】 誤り
関係者とは、防火対象物、消防対象物の所有者、管理者、占有者のことをいいます。
従って。占有者は関係者に含まれています。
■ 補足説明
□ 消防法でいう関係者とは?
消防法でいう関係者とは、**防火対象物**又は**消防対象物**の**所有者**、**管理者**又は**占有者**を指します。
- 防火対象物とは、山林や船舶、建築物などの工作物や、それらに属する物をいいます。
- 消防対象物とは、防火対象物に加えて、物件も含まれます。
- 物件とは、燃焼のおそれのある物品や危険物などをいいます。
例えば、アパートの大家は、そのアパートの関係者になります。
また、アパートの住人は、自分の部屋の関係者になります。
消防法では、関係者に対して、火災の予防や消火活動に関する様々な規制や義務が定められています。
関係者は、消防法を遵守し、消防長や消防署長の指示に従う必要があります。
【リンク】
「みのおか式消防設備士乙種6類通信講座」のオンライン授業では、ひとつの項目について解説した後で「何かご質問はありますか?」とお聞きしています。
ご自分が質問したことは、頭の中に残りやすいです。
ぜひ、オンライン授業を受講されて、ご活用ください。