距離による消火器具の配置基準
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今回のテーマは、「距離による消火器具の配置基準」と「消火器具の設置、維持に関する基準の細目」です。
この部分は、「消防設備士乙種6類」筆記試験の法令(第6類)でよく出題されます。
確認クイズもありますので、挑戦して理解を深めてください。
【目次】
■ 距離による消火器具の配置基準
■ 消火器具の設置、維持に関する基準の細目
■ 消防設備士クイズ
【本文】
■ 距離による消火器具の配置基準
・防火対象物の階ごとに配置する
・防火対象物の各部分から消火器具に至る歩行距離が20m以下となるように
配置する。
(大型消火器は歩行距離が30m以下)
オリジナルテキスト「消防設備士乙種6類重要事項のまとめ」23ページ下から11行目
■ 消火器具の設置、維持に関する基準の細目
・床面からの高さが1.5m以下の箇所に設置する。
・水や消火剤が凍結、変質、噴出するおそれの少ない箇所に設ける。
・地震、震動などによる転倒を防止するための措置を講じる。
ただし、粉末消火器など転倒により消火剤が漏出するおそれが無い消火器はこの限りではない。
オリジナルテキスト「消防設備士乙種6類重要事項のまとめ」23ページ下から6行目
■ 消防設備士クイズ
【問題】次の消火器の中で、地震、震動などによる転倒を防止するための措置を講じる必要のあるものは?
(1)蓄圧式強化液消火器
(2)蓄圧式粉末消火器
(3)ガス加圧式粉末消火器
【答え】
(1)蓄圧式強化液消火器
(2)蓄圧式粉末消火器と(3)ガス加圧式粉末消火器は、粉末消火器なので、転倒を防止するための措置を講じる必要のありません。
【補足説明】
消火器の転倒防止には、様々なグッズがあります。
例えば、以下のようなものがあります。
・消火器カバー
消火器を覆って隠すことで、インテリアになじませることができます。
また、カバーの下部に粘着テープやベルトなどを付けて壁面に固定することで、消火器の転倒を防止できます。
・消火器スタンド
消火器を安定して立てかけることができる台座です。
消火器スタンドには、床置き型や壁掛け型などがあります。
・消火器ボックス
消火器を箱の中に収納することで、見た目をすっきりさせることができます。
また、ボックスの底面に滑り止めや重りなどを付けることで、消火器の転倒を防止できます。
・消火器用フック
消火器の持ち手部分に引っ掛けることができるフックです。
フックを壁面に固定することで、消火器の転倒を防止できます。
【関係リンク】
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