消火器の指示圧力計に関する内容
7月8日配送分です
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今回のテーマは、「指示圧力計が付いている消火器」です。
「みのおか式消防設備士乙種6類通信講座」を受講者さんからの経験では、「消防設備士乙種6類」の試験で「指示圧力計」に関する問題は、、筆記試験、実技試験ともによく出題されています。
また、「指示圧力計」に関する知識は、「消防設備士乙種6類」の試験対策だけでなく、消火器の点検整備をする上で重要です。
消防設備士クイズも用意しておりますので、挑戦しながら内容を覚えてみてください。
【目次】
■ 指示圧力計が付いている消火器
■ 消防設備士クイズ
【本文】
■ 指示圧力計が付いている消火器
□蓄圧式〇〇〇消火器は、指示圧力計が付いています。
「蓄圧式水消火器」
「蓄圧式強化液消火器」
「蓄圧式機械泡消火器」
「蓄圧式粉末消火器」
【注意】
同じ蓄圧式でも、消火薬剤自身の圧力により放射する「二酸化炭素消火器」「ハロゲン化物消火器」は指示圧力計が付いていません。
■ 消防設備士クイズ
【問題】次の消火器で、指示圧力計が付いているものはどれですか?
(1) 蓄圧式粉末消火器
(2) ガス加圧式粉末消火器
(3) 二酸化炭素消火器
【答え】
(1) 蓄圧式粉末消火器
【補足説明】
■ 指示圧力計とは?
指示圧力計は、消火器に取り付けられた圧力計であり、消火器本体容器内の圧力状態を示す目盛りが表示されています。
指示圧力計は、消火器の正常な状態を確認し、適切な圧力範囲を維持するために重要な役割を果たしています。
指示圧力計には、一定の圧力範囲を示す目盛りが表示されています。
目盛りは通常、圧力の単位(MPa)で表示されています。
■ 指示圧力計の正常範囲
指示圧力計には、正常な圧力範囲を示す範囲(緑色で表示)が設定されています。
(正常な圧力範囲:0.7~0.98MPa)
正常範囲内に圧力がある場合、消火器は正常な状態であり、使用時に適切に機能することが期待されます。
■ 圧力判断
指示圧力計は、消火器の圧力状態を判断するための重要な指標です。
正常範囲内に圧力がある場合、消火器は使用可能な状態であり、十分な圧力が確保されていることを示しています。
一方、正常範囲内より外れた場合は、消火器の点検や充填が必要であることを示しています。
■ 蓄圧式粉末消火器とは?
「蓄圧式粉末消火器」は、圧縮ガスによって粉末消火薬剤を圧力下で蓄えておく消火器です。
火災発生時にレバーを操作することで圧力を解放し、消火薬剤を放出して火災を鎮火します。
蓄圧式粉末消火器は、多目的に使用できます。
一般の住宅や商業施設、工場などで広く利用され、火災発生時の緊急対応において有用な消火器です。