気体の性質は時々出される
消防設備士乙種6類の「機械に関する基礎知識」で気体の性質に関する問題は、時々出題されるようです。
こちらは計算問題よりも文章問題が出題されたという情報があります。
基本的なことを覚えておけば、パターンを変えて来られても解答できると思います。
【問題】
次の気体の性質で正しいものは?ただし圧力は一定とする。(2022年山形県試験からの情報をもとに作成)
(1) 気体の体積は、温度が1℃上昇するごとに、0℃の時の体積の1/273ずつ増加する。
(2) 気体の体積は、温度が1℃下降するごとに、0℃の時の体積の1/273ずつ液化する。
(3) 273℃を超えると、物質は全て気体になる。
(4) 液体が気体になったとき、体積は273倍になる。
【答え】
(1)「気体の体積は、温度が1℃上昇するごとに、0℃の時の体積の1/273ずつ増加する。」が正しい。
圧力一定のもとで気体を加熱すると、気体は膨張して体積が増加します。
ここで、次式で表すように、気体の体積は温度が1℃上昇するごとに、0℃の時の体積の1/273ずつ増加します。(シャルルの法則)
従って、(1)が正しい記述となります。
みのおか式消防設備士乙種6類通信講座