消防設備士乙種6類の気になる合格率
「消防設備士乙種6類」の資格は、技術系の国家試験では入門的な資格で、受験料も安いです。
また、試験日が多いことも特徴です。
気になるのが合格率。
「消防設備士乙種6類」の合格率について調べてみました。
■消防設備士乙種6類の合格率は平均39%
消防設備士乙種6類の合格率がどれくらい推移しているかを、消防試験研究センターが公表されている資料をもとに、折れ線グラフにまとめてみました。
折れ線グラフを見ると、平成27年~令和2年までの合格率の平均は39.3%と少し低めであることが分かりました。
■実技試験の難易度により消防設備士乙種6類の合格率に差が出る
「消防設備士乙種6類」の試験の合格率が39.3%と低めであるのは、実技試験(鑑別問題)で不合格になる方が多いためと考えられます。
「消防設備士乙種6類」の筆記試験は四つの選択肢から一つの正解を選ぶマークシート方式です。
一方、同じ消防試験研究センターが行っている「危険物取扱者乙種」の試験は、五つの選択肢から一つの正解を選ぶマークシート方式です。
比較すると、四つの選択肢から一つの正解を選ぶ消防設備士乙種の筆記試験が正解しやすく、毎回似たような傾向の問題が出題されているようです。
消防設備士乙種の試験で厄介なのは、実技試験(鑑別問題)です。
実技試験(鑑別問題)は図や写真を見ながら質問に答える記述式です。
記述式であると、用語が思い出せなかったりして回答できない場合があります。
そして、実技試験(鑑別問題)の問題傾向が毎年変わっていますので、合格点の6割以上を取るのが難しくなっているようです。
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また、実技試験で出題された問題の情報を、受験された方から収集し通信講座の受講生の皆さまにお伝えしています。
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