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質問コーナー(消火器具の設置義務)

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「消火器具の設置義務と算定基準面積」の考え方

『みのおか式消防設備士乙種6類通信講座』の受講者の方から、「消火器具の設置義務と算定基準面積」の考え方を教えてくださいというご意見がありました。

 

「消防設備士乙種6類」の法令問題では、「消火器具の設置義務と算定基準面積」に関する問題は、出題傾向が高く要注意です。

 

レポート問題集の【問18】~【問25】は、特に重要と考えておりますので、詳細を解説します。

■消火器の設置が必要かどうか問う問題

【問18】~【問22】は、「消火器具の設置が必要かどうかを問う問題」です。

 

テキスト21ページ表の左側の部分を見て、問題文の防火対象物がA、B、Cどのグループに当てはまるか考えてください。

 

 

なお、この表は特定防火対象物、非特定防火対象物とは関連しませんので、混同されないように注意してください。

■どれくらいの能力単位を持った消火器具が必要か問う問題

【問23】~【問25】の「どれくらいの能力単位を持った消火器具が必要か?」や「消火器は何本設置すればよいか?」については、

 

テキスト21ページ表の右側の部分を見て、算定基準面積がどこに当てはまるか考えてください。

木造建築物(耐火構造でない)店舗の算定基準面積は、表より100㎡

 

問題は1000㎡の店舗について聞いているので、1000㎡を算定基準面積100㎡で割る

 

1000÷100=10 

 

即ち、10の能力単位を持った消火器具が必要となります。

 

ここで、10は必要な能力単位の合計の数字で、実際は例えば能力単位2の消火器を5本設置する(2×5本=合計10)などのことを行っています。

また、歩行距離を考慮する必要もあり、能力単位の小さな消火器を複数置いているようです。(参考程度に)

 

 

どうしても難しいようであれば、【問18】~【問22】は理解しておいていただきたいです。