消防用設備などの定期点検、その他の問題(法令…共通)
テキストP19~P20
■ 「消防用設備などの定期点検」で出題されやすい事項
【レポート問題集 問13~問15】
●次の防火対象物は、消防設備などの定期点検を消防設備士、消防設備点検資格者が行わなければならない。
・特定防火対象物 …… 延べ面積が1000㎡以上のもの
・非特定防火対象物 …… 延べ面積が1000㎡以上のものでかつ消防長または消防署長が指定したもの
・特定1階段等防火対象物 …… すべて
“1000㎡以上のものは専門家(1000もんか)に任せて”
※(参考)特定1階段等防火対象物:地下街または3階以上に特定用途部分があり、かつ屋内階段が1つしかない建物
●上記以外の防火対象物は、防火対象物の関係者(所有者、管理者、占有者)が点検を行う。
●点検結果を防火対象物の関係者が、消防長または消防署長に報告する。
(点検結果の報告は延べ面積に関係しない)
【報告する時期】
特定防火対象物 : 1年に1回
非特定防火対象物: 3年に1回
●点検の種類
機器点検 : 6ヶ月に1回
総合点検 : 1年に1回
■ 消防用設備などの定期点検の補足
機器点検とは“主に消防用設備などの外観を点検すること”をいい、総合点検とは“消防用設備などを作動させ総合的な機能等を点検すること”をいいます。
消火器の場合は、テキスト『消防設備士乙種6類重要事項のまとめ』P33ページに掲載しています。
消火器の構造、機能、整備の試験科目で出題されます。
■消火器の機器点検
●外観点検(6ヶ月に1回)
消火器の外形、設置の状況、表示および標識
●機能点検
一定年数を経過した消火器または外観点検で異常があった消火器について行う。
点検する時期は、消火器の種類によって違う。
消火器の場合は、総合点検は点検項目に無い。
検定制度に関する問題
【レポート問題集 問16~問17】
検定合格品でないものは、販売などをすることが禁止されています。
消火器
消火器用消火薬剤
泡消火薬剤
閉鎖型スプリンクラーヘッド
火災報知設備の感知器、発信機
火災報知設備、ガス漏れ火災報知設備の中継器、受信機
金属製避難はしご
緩降機
住宅用防災警報器など
【検定内容】
①型式承認
検定対象機械器具等の型式に係る形状などが、技術上の規格に適合していることを認めること。
規格に適合している場合、総務大臣が型式承認をする。
②型式適合検定
製品化した検定対象機械器具等の形状などが、型式承認を受けた検定対象機械器具等の型式に係る形状などと同じであるか個々
検定を行う。
■検定を行う者
日本消防検定協会、または総務大臣の登録検定機関
■合格の表示
合格の場合は、日本消防検定協会または総務大臣の登録検定機関が製品に「合格の表示」の貼り付けなどを行う。