消防設備士法令問題を始める前に
消防法ってなに?
消防法第一条に、
「この法律は、火災を予防し、警戒しおよび鎮圧し、国民の生命、身体および財産を火災から保護するとともに、火災または地震などによる被害を軽減し、もって安寧秩序を保持し、社会公共の福祉の増進に資すること」とあります。
ここでポイントは、次のようになります。
■ 火災が起こらないように予防する
■ 人の命や財産を火災から守る
■ 火災が起こったとき、火災による被害を少なくする
例えば、
・「消防設備士が、消火器などの消防用設備の点検を行う」のは、
➡「火災が起こったとき、火災による被害を少なくする」ためであり、
・「防火管理者が、火気の使用に関する監督を行う」のは、
➡「火災が起こらないように予防する」ためです。
2009年高円寺「石狩亭」火災では、
・使用期限が切れた消火器が置かれていた
・自動火災報知設備が作動しないまま放置されていた
・避難口の扉の前に座布団が積み上げられていた
ということから、大惨事になったという事例がありました。
このような事例を撲滅するためにも、消防法は重要な法律であるといえます。