消火器の消火薬剤の種類は?
■ 消火器の消火薬剤は「水、泡」「ガス」「粉末」
消防設備士乙種6類 試験の「消火器の構造、機能、整備」の科目では、最初に『消火器の適応火災』『消火器の消火薬剤』『消火器の消火方法』について勉強すると、全体が理解しやすくなります。
ここでは、『消火器の消火薬剤』についてお話します。
消火薬剤は、消火器本体の中に充てんされ使用します。
例えば、図に示す蓄圧式機械泡消火器は、消火器本体の中に機械泡薬剤が充てんされています。
消火薬剤は、大きく「水、泡」「ガス」「粉末」に分けられます。
「水、泡」は、化学泡、機械泡
「ガス」は、二酸化炭素
「粉末」は、リン酸塩類、炭酸水素塩類がよく出題されます。
なお、デパートや病院などでよく見かける「ABC粉末消火器」の成分はリン酸アンモニウムで、淡紅色に着色してあります。
普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C火災)に適応できるので、「ABC」という名前がついています。
なお、各消火器の適応火災については以下のページをごらんください。
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